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2006年11月号 掲載 

丸の内を歩く 
東京ウォッチング2006
 

- 東京駅前での薮野先生の講義 -
10月21日(土)の午後1時から、日本建築学会主催による「東京ウォッチング2006 丸の内を歩く」が行われた。  東京駅を出発点に、日本工業倶楽部、丸ビル、東京中央郵便局、明治生命館など、東京の表玄関・丸の内を代表する建築群を見学して歩くおよそ四時間のコース。藪野健・井上明久両氏らの講師陣や学生スタッフ達による折々の話を聴きながら、50名を越える参加者はおだやかな秋空の下、大きく変貌した丸の内風景を楽しんだ。
 またこの地区は再開発計画が続々進行中で、東京駅の復元改修、東京駅前広場の整備、そして、ジョサイア・コンドル設計、明治27年竣工の三菱1号館の復元など、これからも目が離せない注目のスポットなので、そうした未来図を頭に描きながらの丸の内散歩でもあった。


東京駅のドーム
東京駅は辰野金吾の設計。
大正3年(1914年)竣工。 平成23年には竣工当時の3階建てに復元される。
日本工業倶楽部
松井貫太郎(横河工務所)設計。
大正9年(1920年)竣工。
平成15年に保存再生工事が完成した。

東京銀行協会ビル
松井貫太郎(横河工務所)設計。
大正5年(1916)竣工。
高層ビルの表面に張り付いた形で保存されている。

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