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鷲羽山から下津井
- 扇ノ嵶(おぎのたわ)トンネルを抜けて左折し、瀬戸大橋を見る -
3月末日、児島で暮しはじめるにあたり、鷲羽山に自転車で上ってみた。快晴。田の口のアパートから海に沿って走り、右に曲がり、さらに少し先を左に曲がって瀬戸自動車道児島インターへの急坂を登る。インターを過ぎトンネル左の旧道に入ってすこし登るとトンネルの出口近くに出た。目の前に瀬戸大橋が見える。突き当たった道を左に曲がる。短いアップダウンを繰り替えしながら、屈曲する道を登って行くと、15分ほどで登山口の駐車場に着いた。売店で水を買おうとしたら親切にも、売店の人が、水なら水筒にいれてあげると言ってくれた。タオルが汗で濡れたので、タオルはありませんかと言うと「悪いね。アンパンマンか、ミッキーマウスのしかないよ。でも洗濯してお孫さんにでもあげればいい」。アンパンマンのタオルを買って、徒歩で鷲羽山の頂上に向かう。まだ孫はいないが、いても不思議ではない。自分では気付かぬうちにいつのまにか60が近づいている。花こう岩のはげ山に近いなだらかな斜面を横切り、左に瀬戸内海を見ながら10分も歩くと頂上直下のビジターハウス、そこから数分で頂上に着く。標高は低いが、展望はいい。左手には児島の市街が見える。正面には瀬戸大橋の向こうに四国が見え、足下は下津井の港である。親子連れや中年のご夫婦が近くの石に腰を下ろして景色を眺めていた。
- 下津井の街並み -
鷲羽山から来た道を下津井に下る。瀬戸大橋が前に覆いかぶさるように見える。海から一本山側の路地に入ると古い街並みがある。急な石段を登り、鷲羽山を向い側に見る高台の神社に参った。自転車を押して、路地を歩いていると猫が多い。牛窓や鞆の浦にもあった花崗岩でかこった井戸もあった。町はすぐにつき、廃線になった下津井電鉄の駅に出た。駅の廃屋があり電車もいくつか残されている。子供が昔のホームの上で遊んでいた。児島には下津井電鉄の拝線の跡の歩道を帰ることも出来るが、きょうはタイヤの都合で車の道を通って児島に帰る。1周して30キロほどの走行距離だった。下津井で買った塩羊羹は、海藻の味がきいていた。私は寒天がきらいなのでやや苦手な味であった。家人がいれば喜んだと思う。
- 鷲羽山から児島方向を見る -
- 鷲羽山頂上から四国方面の展望 -
- 四柱神社境内からの風景 -
- 廃線になった下津井鉄道の駅の跡 -
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