第08回
 足摺岬へ
南予~足摺岬~宇和島
 
 

 (それぞれの写真をクリックすると大きくなります)

- サニーロードの叶岬灯台 -


- 竜串 -
テレビマンガのサザエさんに出てくる展望塔がある


- 金剛福寺 -


- 足摺岬灯台 -


- 四国最南端の碑とジョン万次郎像 -


- 足摺岬「竜の駒」展望台前の水原秋桜子句碑 -
昭和38年10月に「馬酔木」同人らと足摺岬に遊んだ時の句という。「岩は皆渦潮志(し)ろし十三夜」
 丹羽隆志さんのサイクリングガイドに、宇和島から、四万十川を走り、南予の入江を巡り、足摺岬を一周して宇和島に帰るコースが紹介されている。私は、中村から足摺岬を巡り宿毛に出るコースを走ったことがなかったので、快晴が続いた連休中に出かけてみた。宿毛の道の駅に車を置き、丹羽さんのガイド本のコースではなく、大月の道の駅からまっすぐ足摺サニーロードを通って、叶崎の灯台や竜串海岸などに立寄りながら土佐清水に出た。土佐清水からは、間違えて足摺スカイラインの自動車や観光バスの直登ルートに入ってしまい、つづらに折れる激坂を喘ぎながら登った。連休のせいで車も多く、長い登りは相当にこたえた。一気に下って灯台の入口の四国最南端の碑の辺りに自転車を置いて、天狗の鼻や展望台から灯台を眺め、小鳥のさえずりが止まぬ椿やビロウ樹の林を散策した。灯台の帰りに金剛福寺に参拝した後、帰途に着く。宿毛から七十キロに満たぬ程度の距離であったが、最後の激坂や途中のアップダウンのせいか時間が以外にかかったので、時刻は午後2時を過ぎている。東まわりに窪津に向って緩やかなアップダウンのある下りが多い道を急いで下った。展望はこちらの道の方がスカイラインより開けている。竜串を過ぎ、帰りは上川口から足摺サニーロードを県道28号に右折し、ゆるやかな、長い上り道を延々と走る。川沿いに田植えがほぼ終わった山中の美しい村が続く。登りきって、美しい谷川沿いに長い下り道を延々と下る。福良橋で、往路と合流。宿毛の道の駅についたのは6時半過ぎだった。距離はともかくとしてなかなか走りごたえのあるコースだった。
 ちょうど夕飯の時刻、自転車を車に積んですぐに宿毛市内のポモドーロに向った。カルパッチョサラダとトマトとモッッァレラチーズのスパゲッティ、アンチョビとトマトのピザも食べた。車なので、ワインもビールも飲めなかったのは残念だったが、昼間の疲れが飛ぶほどおいしかった。マスターに間違えてスカイラインを上がってしまった話をしたら、やっぱり西廻りの岬巡りの道を走ったほうが楽しいとのこと。小さな海沿いの漁村があり、景色もひらけているらしい。
 それで連休があけたばかりの土曜日に今度は土佐清水に車を置いて、岬めぐりの道を走ってみた。アップダウンもほどよく、遍路小屋や、眺めの良い野外喫茶(ラッシーを飲んだ。食事もできる)もあり、巨石のある神社もあった。


- 津呂の遍路小屋 -


- 巨石を祀る神社 -



- 野外喫茶 -


- 西廻りの県道27号線から岬を振り返る -



- 土佐清水の昼定食 -
かますの塩焼きがおいしかった

- ポモドーロのスパゲッティ -


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